推し???
「推し」「推し活」「推し事」
気づいたらこんな言葉が当たり前のように使われていて、その意味も一般的なものになっていますよね
ひと昔前はどんなふうに言ってたっけなぁ?と考えてみると、ただ単に
という風に例えていたような気がします
いつから「推し」という言葉を使うようになったんだろ〜?と調べたら
「推しメン」という言葉は、1980年代のアイドルブームの際に登場し、その後、2000年ごろになると2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)でモーニング娘。のファンによって使われるようになった。その後、AKB48の台頭によって広まり、2011年にユーキャンの新語・流行語大賞にノミネート(No.09)された。
引用:Wikipedia
え
1980年代??笑
まさかのすぎました
そんなに歴史のある言葉とは知らずに、恐れ多くも最近の言葉だと思っていました
「推し」という存在から遠のいていく生活へ
中学生、高校生の頃は芸能人やらミュージシャンやらを見て人並みにキャーキャー言ってましたし、いつでもいわゆる「推し」がいるのが当たり前だったような気がします
時にはドラマが1クール終わるたびに推しが変わったりなんかして、そりゃあもうジェットコースターのようでした

推しの熱愛なんて出た日には泣き
新しい推しができればその人について調べてみたり
推しがミュージシャンの時はライブの日まで一日千秋の思いで過ごしたり
思い返してみると、推しのお陰で楽しい日々を送れていたなぁと感謝です
学生の時は休み時間に友達と推しの話で盛り上がり、ファイルに推しの写真を入れたりしていましたけど、社会人になったら生活がガラッと変わるからか、気づいたら芸能人やミュージシャンに疎くなっていました
ライブやグッズに使っていたお金は旅行や服に使うようになり、ますます推しという存在から遠のく生活になっていたかもしれません
とはいえ、実生活がその分充実していましたし、それはそれで幸せな毎日を送っていました
テレビを見ない生活
ここ最近といえば、もはやテレビさえ見なくなってきて、ますますどんな芸能人がいるのかわからない状態です
今はテレビよりもYouTubeを見て過ごすことが圧倒的に多く、テレビを見るのはニュースくらい
自分の知りたい情報だけを絞ってみることができますし、倍速で見れるので本当に便利ですよね
ある日、おすすめ動画でストリートピアノ動画が上がっていたんですよ
なんとなく開いたページでしたが、それがきっかけで少しだけ生活に変化が訪れました
それは自分が今まで聞いたことのあるピアノとは全然違う世界でした
小さい頃にピアノは少しだけ習っていましたけど、ほとんど弾けないままやめてしまい、音楽とはほぼ無縁の生活をしてきました
なので、わたしにとってのピアノのイメージは音楽の授業で習うクラシックのままで止まっているんですよね
それが、180度覆された日でした
本当に音楽のこと何もわからないので語彙力がないのが恥ずかしいのですが、選曲、アレンジ、熱量、パフォーマンス全てにおいて人を夢中にさせるものがあるんですね
稲妻が走るように釘付けになり、それからというもの色々なピアノユーチューバーを検索しては見るようになっていました

何年か振りの推し?
色々な方のピアノを聴いていくうちに、だんだん自分の好みが明確になってきて、決まった人の動画ばかりを見るようになっていました
その中でもよく見るのがまらしぃさんです
ほとんどピアノが弾けないままピアノを辞めてしまっているので音楽の詳しいことはわかりません
でも、その音はわたしの心を掴み、耳が幸せになるものばかりで
まらしぃさんは演奏も素敵ですけど、お話も上手で楽しいんですよね
なので余計に配信が楽しく、ライブ配信があると見れる時は必ず見るようになりました
そのうちに「この音とトークを生で聴いてみたい」と思うようになった矢先、なんとライブツアーをやるというお話をされていて
もうこれは行くしかない!とチケットを申し込み、無事にチケット当選して行けることに!
サントリーホールでのコンサートへ
2025年2月5日に開催されたサントリーホールでのコンサートへ行ってきました!

サントリーホールは六本木にあり、「世界一美しい響き」を目指して設計されているホールであり、ホール自体が楽器と言えるような素晴らしいコンサートホールです
開演前、ホール全体を見渡してみたのですが、壁や天井、椅子の細かいところまで美しく作られていてもうそれだけで感動でした
今回のコンサートは大ホールだったので正面にはパイプオルガンがあり、その存在感にも圧倒されていました

コンサート自体は19〜21時くらいの間でしたが、本当にあっという間の楽しいひと時でした
演奏ももちろん素晴らしかったですし、まらしぃさんのお茶目さが垣間見えるトークや仕草も大いに楽しめました
途中、照明での演出も素敵だったなぁ
大好きなカノンの演奏を聴いた時は感動で泣きそうになりました
日々の仕事での疲れや心の乱れを癒し、心が洗われるような、本当に素敵な時間でした

無気力になってしまった
コンサートが終わって感動の余韻を抱えたまま帰路に着いたわけですけど、、、
なんだか無気力になってしまいました
この日を楽しみに日々仕事を頑張ってきたところもあったので、この楽しい日が終わってしまって「わたしはこの先一体何を楽しみに仕事を頑張ればいいんだ?」と思ってしまったのですよ
帰りの電車の中で放心状態です

学生時代は推しのライブ行った帰りとかもう胸がいっぱいで、ずーっと頭の中でライブの情景とか思い出してはニヤニヤして、しばらくそのライブの話を友達にしまくってキャーキャー言って…っていう感じだったような気がするんですが、、、なんか違う
その違いに「推しがいるってこんな感じだっけ?」と違和感に戸惑っていたのかもしれません
翌日仕事に行ってもなんとなくやる気もしないし、あまり同僚とも話したくないし、黙々と仕事をしていました
なんか自分うつなのかな?とか仕事中に考えてみたりもして、、、
仕事終わって帰る頃にはいつも通りに戻っていたのでよかったんですけど
いろいろ考えたんですけど、長い期間推しがいないことで自分もすっかり落ち着き(歳をとり)、昔のようにキャッキャしなくなっただけなのではないかと思いました
それにアイドルや俳優のようにキャーキャー騒ぐというより、美しい音色に耳を傾けて心静かに応援するスタイルの方が今の自分に合っているように思います
昔とのそのギャップに自分自身が戸惑っていただけなのかもしれないです
その後はもうすっかり元気になり、変わらずに動画や配信を見ては日々の活力にさせていただいています
推しの存在
長い間推しがいなかったことで「推しがいるという気持ち」をすっかり忘れていました
仕事で嫌なことがあってもまらしぃさんのピアノに癒され、救われたことも何度もあります
配信がある日はゆっくり配信が見れるように家事をやってしまおうとワクワクしながら開始を待つことも度々
学生時代は推しがいることでなんだか毎日がワクワクしていたような気がしますが、今は少し違います
昔は推しが生活の7〜8割だったような気がします
今は実生活が充実していて、それにさらに彩りを加えてくれる、それが今のわたしにとっての推しの存在です
思いがけず今回推しができたわけですが、いない時に比べたらやはり推しがいる生活のほうが幸せかもしれないですね
職場にいる60代のおばさまはSnow Manの目黒蓮さんが大好きで、キャーキャー言いながらめちゃくちゃ元気ですからね笑
そう考えると推しの存在は、我々に普通の生活では手に入れることのできないものをくれる貴重の存在と言えそうですね
推しのいる人生でよかった!!
最近、心からそう思うのです
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